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「雁に柴・紅葉文様 アンティーク 江戸縮緬 名古屋帯」(仕立て替え・新品)

【サイズ】
長さ 3m73cm
幅 31cm

雲のようにも水面のようにも思える紺色と灰色のグラデーションに、線描画のような柴（しば・小枝のこと）の中を飛び交う雁、そしてほのかな暖色で紅葉を染めた江戸縮緬からお作りした、弊店オリジナルの名古屋帯です✨

アンティーク女性物長襦袢からの仕立て替え品で、お太鼓裏も贅沢に同じ生地をお付けしています。

江戸縮緬は、幕末から明治初期までの縮緬を指すことも多く、 大正や戦前の縮緬に比べてもそのキメの細かさと薄さ、滑らかな質感から、古布の中でも特に高価な正絹の生地のひとつとされています。

紅葉・柴・雁といえば、江戸時代の随筆に散見され、「雁金」の由来や、落語「雁風呂」の元となった北国の伝説が思い出されます。

雁は秋の深まる頃、常磐（ときわ）とよばれる異国から木の枝を口に咥えて渡ってきて、飛び疲れると波間に枝を浮かべ、その上に停まって羽根を休める。

そうやって津軽・外が浜までたどり着くと、要らなくなった枝を浜辺に落とし、
冬を過ごした雁は早春の頃、自らが落としていった浜の枝を拾って咥え、また常磐の国へと戻って行く。

村人たちは、雁が去ったあとの浜辺に残った枝は、この地で命を全うした雁の数と考え、その枝を集めて風呂を焚き、不運な雁たちの供養をした。

いつしか、そんな村人の優しい心でたてられた風呂に浸かると妊婦は安産すると伝えられるようになり、
雁風呂は「物事を行うときの準備が完全なこと」を意味するようにもなった…

女性が身につける長襦袢の図柄に込められた願いを読み取るのも面白い、江戸縮緬からお作りした創作名古屋帯で、
大人のお洒落をお楽しみください♪

※商品は店頭でも販売しているため、売り切れる場合も御座います。
販売価格 58,000円(税込)
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